ミニマリストとBライフ

ミニマリスト


ミニマリストは、字面から所有物を最小限にしようとしている人だとわかる一方、Bライフというのは多くの人にとって馴染みのない言葉だとおもいます。

Bライフは、高村友也さんが提唱する生活スタイルで、

  1. ベーシックライフ(Basic)・・・固定費を抑えた必要最低限の生活。
  2. ベイビッシュライフ(Babyish)・・・素人が試行錯誤で遂行できる生活。
  3. ぼっちライフ(Bocchi)・・・何もかも一人でできる自己完結的な生活。
  4. B級ライフ(B-Grade)・・・A級ではない、B級生活。
  5. ビギニングライフ(Beginning)・・・自分の人生の原点・出発点。いつでもここに戻ってくればいいと思える場所。
  6. ボヘミアンライフ(Bohemian)・・・心身ともにノマド的・非定住的であるための、身軽な定住生活。

を表しているものだそうです。

田舎のほうで、小屋を立て、自家発電。上水道も引かずに水も調達。インフラにはほとんど頼らない。生活のインフラも断捨離しているので、ある意味究極のミニマリストかもしれません。
社会からできるだけ距離をとる姿=社会に対する抗議、と受け止める人からは『静かなテロ』と呼ばれたりもします。

一時期Bライフに憧れを持っていたけれど


Bライフは究極のミニマリストなので、もしそれが可能ならばなりたいなぁ、と思っていた時期もありました。
ただ、卓越したサバイバル能力が要求され、その能力を身に付けるコストは直ちには払えません。

逆になぜ自分がBライフに憧れるのだろう、という根本的な部分を考えると、煩わしい人間関係から解放されたい、という願望が見えてきました。

煩わしい人間関係を断捨離する方法は他にもある

煩わしい人間関係といえば、仕事と家族と相場が決まっていて、結局のところこれらの関係をうまく乗り切ることができればBライフは不要。
そして人間関係の好転にはどうしても自己主張が必要です。自分の言い分をはっきり言えて初めてそれは可能になります。そしてそれがとっても難しいのは、立場が弱いからです。

立場が弱さは、逃げ場がなく、不利な状況を甘受しなければいけないからで、逃げ場さえあれば強気になることもできます。たとえば宝くじに当たりいつでも会社をやめられるなら、だれでも理不尽な上司からの要求に対しNOといえるでしょう。

宝くじなんて当たらない、ということでそれは夢物語になりそうですが、節約系ミニマリスト的な暮らしならば、金銭的な呪縛からは抜けられるかもしれません。

脳にとっては、『逃げ場がない』『打開策がない』ことが最大のストレスなのだそうです(どの本か忘れましたが、外国人の教授の脳の本にそう書いてありました)。
ですから実際に行動しなくても、いつでも抜けてやれるんだ、という選択肢を持つこと自体が精神的苦痛を緩和してくれます。

また、Bライフという選択肢も一応存在すると思えば、かなりの手札が揃うことになります。
少なくとも、仕事や家族の人間関係に苦しんで、自死するしか逃げ場はない、ということはなくなります。

そうなってくると、Bライフという手札は切らずとも、手元にあるだけで十分その目的を果たすことが可能になるように思えます。

Bライフのハードルは下がっている

もちろん、Bライフで生きる人を否定するつもりはなく(少しスキゾイドパーソナリティ障害かな、と思うことはありますが……)、むしろBライフを実践してくれる人が複数いらっしゃることで、様々な経験が蓄積され、後続の人たちのハードルを下げてくれています。

おまけに科学技術の進歩により、Bライフの生活も日々向上しているように思えます。
飛ぶべきハードルはさらに低くなっているのです。

まとめ

ミニマリストもBライフも簡単にはなれないけれども、ミニマリストやBライフの存在を知っておくだけで、生活は向上します。これからも目が離せない存在ではないでしょうか。

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