夢と行動目標を峻別したらTOEICスコア800を超えた

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ニュースで、コンビニで売上ノルマをクリアするためにアルバイトにケーキやおでんなどの商品を買わせるとか、郵便局が年賀状を局員に買わせているなどのニュースをよく耳にします。いわゆる自爆営業というやつです。
耳にするたびに、どうして無能な経営者のシリを従業員が拭かねばいけないのか、と義憤のようなものに駆られます。

売上というのは客がいてはじめて成立するので、個人の力ではコントロールできないものです。だからそれが達成できるかは運でしかありません。
そのようなものを「目標・ノルマ」にするのは不適切で、不適切なものを掲げる経営者は能力が低いです。



夢と行動目標は別のもの

目標と思い込んでいるものはだいたい「夢」

ただこのような、コントロール出来ないものを「目標」にしてしまうミスは多くの人がしていて、私もかつてはよくやらかしました。

例えば、「目標!XX大学合格」みたいなものはよく掲げていましたし、最近では「TOEICスコア900」なんてのも掲げていました。

けれども、大学の合格は大学が決めることですし、TOEICスコアは運営が決めることです。受験者がコントロールできるものではありません。
これらは「夢」であって、行動をするときの指針となる「行動目標」たりえません。
そして重要なのは「夢」だけ見ていても「夢」は夢のままだということです。
行動しなくてはダメです。

「夢」を叶えるには、行動目標が必要

夢は行動目標ではありません。自分でコントロールできないからです。
自分でコントロールできる、というところがポイントです。
例えば上記のコンビニの場合なら、アルバイトに「客が来たら必ずおでんを薦める」ということを徹底させる場合は、行動目標(のひとつ)となり適切です。

TOEICの場合

スコアはただの夢

TOEICのスコアは前述のとおり、自分でコントロール出来ないので「夢」です。
では、なにが行動目標になるのか。
それを見つけるには、ある程度の分析が必要です。

行動目標を立てるための分析

TOEICで高得点を取るには、どんな能力が必要か調べます。

TOEICは、英語の試験と漠然と捉えられることがおおいですが、実は英語の「処理」能力を問う試験です。処理能力が重要で、難しい語彙を知っておく必要性はありません。

そしてこの処理能力を数値化するのがWPMと呼ばれる数値です。
WPMとは一分間に読める英単語の数です。これが大きいと英語が早く読めるということになります。
TOEICの場合はそれが150WPMだと高得点が狙えるということです。

ただし、この150WPMという数値も、自分でコントロールできるものではありません。したがってただの「夢」です。「TOEIC高スコア」という夢の言い換え表現でしかありません。

とはいえ、無意味な言い換えではありません。
150WPMを達成するために必要な読書量というのが、あるからです。
つまりこれが行動目標になります。

150WPMを達成するために必要な読書量(行動目標)

150WPMを達成するための読書量はXXX語数くらいだと思われます。
具体的数値を教えてほしいという人もいるでしょうが、教えません。
自分で調べましょう。個人差がありますし。
ヒントは私の場合10万単位です。人によっては100万単位かもしれません。
いわゆる多読という訓練法が必要です。
教材はなんでもよくてTOEICからダイレクトに学ぶのもいいでしょう。
私の場合は、小説を読むのが趣味なので英語の小説を多読しました。

TOEIC専用の対策はほとんどせずに受験してみた結果800超えた

私の場合TOEICの高スコアを切実に必要だというわけじゃなく、ストレスをかけて勉強するのも嫌なので、小説を楽しみながら必要な読書量を稼いでいきました。

そして一定量を読み終わって、暇な時間ができたのでTOEICを申し込み、少しだけ薄い英文法の本で勉強をしてから受験。

まだ一定量読み終わっただけで、目標としていた量には届いていませんでしたし、TOEICの試験そのものに全然慣れていなかったこと(受験は二回目)、そしてリスニングは全くしていなかったので、正直手応えはありませんでしたが、結果はスコア800オーバー。

行動目標も達していないので、最終の夢である900オーバーは無理と思っていましたが、そこそこ高スコアがでました。

行動目標なら、修正も簡単

900オーバーできなかった原因は、上述の通り試験慣れしていないことと、リスニングが非常に弱いこと。
だとすると、模試などを数回こなし、リスニングも一定量をこなすという行動目標を立てて実行すればいいとわかります。
自分が何をして、何をしなかったのか、ということも一目瞭然なので、試行錯誤をするのもやりやすいです。

まとめ

このように夢と行動目標をしっかりと分けて考えることで、「夢」の実現可能性は高まります。
行動目標はその名の通り行動を促すので動きやすくなります。集中もできます。
なおかつ、外部からの影響を考えなくていいこと、進捗も見えることから精神的にも楽です。
夢も実現しやすくなり、精神的にも楽になるのですから、「夢と行動目標の峻別」しないわけにはいかない。私はそう思いますがどうでしょう。

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